『運動脳』の著者、アンデシュ・ハンセンはスウェーデンのストックホルム出身の精神科医。
医師として病院に勤務するかたわら、医学研究や医薬品に関する記事を医療関係者向けの雑誌に2000件以上寄稿しています。
特筆すべきは精神科医として活躍しながらテニス、サッカー、ランニングを週に5日、最低1回45分行っている点です。
2021年のオリコン年間BOOKランキング1位を記録した『スマホ脳』の著者でもあります。
体を動かせば心身は健康に、脳の働きは向上する
じつは体を動かすことほど、脳に影響をおよぼすものはない。これが本書のテーマであり、どりわけ効果の高い身体の動かし方とそのメカニズムをお伝えすることが、この本のねらいだ。
『運動脳』11ページより
体を動かすだけで、次のメリットを得られることが本書で解説されています。
- ストレスが解消される
- 緊張する場面でパニックに陥ることを防ぐ
- 集中力が上がる
- うつを改善する
- モチベーションが上がる
- 記憶力が上がる
- 発想力が上がる
- 学力が上がる
- 健康になる
週3回、45分以上のランニングがベスト
ではどんな運動習慣を取り入れるべきなのか。
脳のための最高のコンディションを保つためには、ランニングを週に3回、45分以上行うことが望ましい。重要なポイントは、心拍数を増やすことだ。
そして、有酸素運動を中心に行おう。筋力トレーニングも脳によい影響をおよぼすが、どちらかといえば有酸素運動のほうが望ましい。あなたが筋力トレーニングのほうを好むとしても、持久力系の運動をぜひ取り入れてほしい。
『運動脳』355ページより
- 集中力が続かない
- 気分が落ち込みがち
- 頭が回らない
出社からテレワークに変わった時、なんとなく変化を感じていました。
振り返ってみると運動不足が大きな原因だったと想像つきます。
運動不足で不調気味の方は、心拍数が上がる運動を生活に取り入れてみるといいですよ。
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